世界はあまりに膨大になりすぎたため、ただの羅針盤にさえ重大な意味がある。

愛のうた


レボリューション6

これに共感できるかどうかで、大学生時代の充実度がはかれる気がする。私? もちろん他人事のように鑑賞しました。反体制とかロックって、いまさらカッコ悪いよな!
ヒストリー・オブ・バイオレンス

字面をそのままに活劇として見ると二流に思えるだろう。しかし、タイトルが示すように、この作品は暴力を象徴として描いており、すべての場面は象徴として読むべき。教訓、「アメリカ白人とは決して親しくなってはいけない」。
ローズ・イン・タイドランド

私の心の三部作を挙げるとすれば、この「ローズ・イン・タイドランド」、「ロストチルドレン」、そしてヤン・シュヴァンクマイエル「アリス」。テーマは何かって? 察しの悪い貴君はいずれも視聴せぬがよろしかろう。
ホステル2

タランティーノ監修だって? 嘘つけ! 視聴に怒りをかきたてられる作品は久しぶりだぜ! 前作を台無しにし、台詞回しも寒気がするほど稚拙。1と2の違いがわからない? オマエはnWoへの出入り禁止だ! 他者への恐怖は無形で理由を伴わないからこそ、恐怖なのである。
明日、君がいない

学校を舞台にした、マルチエンドのエロゲーっぽい。監督がエロゲーを愛好しているのか、十代の心性は世界共通でこんな感じなのか。
ルナシー

ビジュアル系バンドではない。狂気をテーマにしているはずなのに、ヤン作品の中で最も理性的。登場人物が例外なく長広舌なのが原因か。「君は童貞かね?」
サンキュー・フォー・スモーキング

タバコ会社の広報マンの話で、舞台はアメリカ。この設定だけでニヤニヤが止まらないが、脚本も期待通り素晴らしい。タバコが主題なのに、喫煙シーンを一度も映さない点もお見事。大当たり。必見です。
ゾディアック

アメリカで最も有名なシリアルキラーにまつわる事件簿。二時間半ずっと捜査してるだけなのに、面白い。例の、“名前を書くと死ぬノート”映画版がこんななら良かったのにね。
サウスパーク無修正映画版

サントラCDまで買った。エンディングテーマの作詞・作曲メソッドに、「リライト版少女保護特区(5)」は強い影響を受けています。
ライフ・アクアティック

作品の裏側にある気持ちや意図をまったく理解できないにも関わらず、おもしろいという体験。自分とは全く違う回路を持つ人間が世界にいるということは、貴重である。
ブリッジ

合法的殺人者たちへのインタビュー……おっと、こんな調子じゃまた嫌われてしまうでござるよ! 拙者、人気が一番の家業でござった!
オテサーネク

ロリコン脱出の処方箋。こどもって、すごい、気持ち悪いぜ!
パラダイス・ナウ

オランダ/パレスチナの作品なのに、妙にメジャーっぽい雰囲気。これに共感するには、所属していないか、若いことが条件になるだろう。あと、窪塚洋介が吹き替えをしている。最終的に××しない役を選んでいるのは、彼の変節なのか、自己批判なのか。
アモーレス・ペロス

イニャリトゥを見るなら、バベルよりこっち。「三つの物語が一箇所で交錯して事件になる」という基本パターンは、次作の21gにも踏襲されている。バベルは三つの物語の規模が国家単位になったことが、収束できなかった主な理由であろう。日常の舞台へ帰ってきてほしい。
あるスキャンダルの覚え書き

配給会社がまたまたやってくれましたァァァァン! 売り方が無意識のうちにミステリー的ミスリードを作り出しているが、そのミスリードゆえに本来見るべき客層には届かないだろうという失策。ケイト・ウィンスレット萌えでなければ、あやうくこの名作を見逃すところでした。
 

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